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ホームページ制作の基本ステップ:初心者向けガイド

ホームページ制作

はじめに

こんにちは。墨田区在住のフリーランスウェブデザイナー、本間智久です。

ウェブ制作の仕事を20年以上続けていますが、「ホームページを作りたいけれど、何から手を付ければいいか分からない」というご相談は今でも一番多い内容です。

この記事では、ホームページ制作の流れを6つのステップに分け、各ステップで「何を決めるか」「どこでつまずきやすいか」を実務の視点でまとめました。

自分で作る方も、制作会社やフリーランスに依頼する方も、全体像をつかむためのガイドとしてお使いください。

ホームページ制作の全体像と所要期間の目安

ステップに入る前に、全体の流れと期間の目安を表にしておきます。

小規模なコーポレートサイト(5〜10ページ程度)を想定した、私の経験上の目安です。

  • ①目的とターゲットの設定:1〜2週間(ここが決まらないと後の工程が止まります)
  • ②ドメインとサーバーの準備:1〜3日
  • ③デザインとレイアウトの計画:1〜2週間
  • ④コンテンツ(文章・写真)の準備:2〜4週間(実は最も時間がかかる工程です)
  • ⑤サイトの構築とテスト:2〜3週間
  • ⑥公開と運用開始:数日

合計でおよそ1.5〜3か月。

遅れる原因の大半は、制作作業ではなく、原稿や写真の手配が思うように進まないことが多いですす。早めに④へ着手するのが、スムーズに進めるコツです。

1. 目的とターゲットの設定

1.1 目的を明確にする

最初に、ホームページで何を達成したいのかを一言で言える状態にします。
目的が曖昧なままだと、デザインも内容も「なんとなく」になり、公開後に成果が見えません。

たとえば「問い合わせを月3件増やす」「求人応募を受け付ける」「実店舗の来店前に不安を解消する」など、目的が違えば必要なページも変わります。

数字で表せる目標を1つ決めておくと、後から効果を振り返りやすくなります。

1.2 ターゲットオーディエンスの特定

次に、誰に向けたサイトかを決めます。

「年齢・性別」だけでなく、どんな状況で、何に困って、どのようにサイトにたどり着くのかまで想像するのがポイントです。

具体的なペルソナ(典型的な利用者像)を1人分書き出すと、迷ったときの判断基準になります。

⇒「目的とターゲットの設定」について、もっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください

1.3 お客様が体験する流れを書き出してみる

ターゲットが決まったら、その人が「サイトを知る → 比べる → 不安を解消する → 連絡する」までを順番に書き出してみましょう。

ホームページは情報を並べる場所ではなく、お客様の体験の一部です。

たとえば初めて依頼先を探している方なら、「料金の目安が分かるか」「実績が見られるか」「連絡のハードルが低いか」といった場面ごとの気持ちを想像します。

この視点は、サービス全体の体験を設計する「顧客体験デザイン」の考え方につながります。

※理想の体験シーンから逆算して考える方法は、「点の対応」では顧客の心は掴めない ― すべては理想の顧客体験シーンから始まるで詳しく書いています。

2. ドメインとホスティングの選定

2.1 ドメイン名の選び方

ドメイン名はインターネット上の住所です。会社名やサービス名に近く、短くて覚えやすいものを選びましょう。

  • できるだけ短く、読み間違えにくい
  • ハイフンや数字を多用しない
  • 屋号やサービス名と対応している
  • 将来サービス内容が変わっても使い続けられる

ドメインは一度公開すると変更が大変です(変更するとSEOの評価も引き継ぎ作業が必要になります)。
最初に時間をかけて決める価値があります。

2.2 ホスティングサービスの選定

ホスティングは、ホームページのデータを置いて公開するためのサーバーです。
初心者の方は、サポートが充実していて管理画面が分かりやすいサービスを選ぶと安心です。

選ぶときは、月額費用だけでなく「WordPressの簡単インストール機能があるか」「バックアップ機能があるか」「SSL(https化)が無料か」「表示速度は十分か」を確認してください。

私のおすすめはエックスサーバーです。

月額費用がリーズナブルで機能面も問題なく、管理画面も使いやすいため初心者にも安心です。

3. デザインとレイアウトの計画

3.1 デザインの基本

デザインは「かっこよさ」より、見やすく使いやすいことが優先です。
訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるかどうか、ユーザーエクスペリエンス(UX)の視点で考えましょう。

  • 配色はベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色程度に絞る
  • フォントは読みやすさを最優先にし、種類は2つまで
  • スマートフォンで見たときの文字サイズと余白を必ず確認する
  • ボタンは「何が起こるか」が分かる文言にする(例:「資料を請求する」)

3.2 レイアウトの設計

いきなりデザインを作り込まず、まずは紙やワイヤーフレーム(簡単な設計図)で、ヘッダー・メインコンテンツ・フッターの配置と、ページ構成(サイトマップ)を決めます。

小規模サイトの基本構成は、トップ、サービス(商品)紹介、料金、実績・お客様の声、会社(自己)紹介、お問い合わせの6ページ前後がひとつの目安です。

レスポンシブデザイン(スマートフォンやタブレットにも対応するデザイン)は今や必須です。

⇒ 「ホームページ制作におけるデザインの重要性」という記事もご覧ください

4. コンテンツの作成

4.1 コンテンツの種類と作成方法

ホームページの中身は、テキスト、画像、動画などです。

制作が遅れる最大の理由がここで、実際の案件でも原稿や写真の準備に一番時間がかかります。

  • 文章:各ページの見出しと要点を先に箇条書きで作り、肉付けしていく
  • 写真:スマートフォンで撮った写真でも、明るさと構図に気を付ければ十分使えます。人物・店内・商品・作業風景など「実物」の写真は信頼につながります
  • 実績・お客様の声:許可を取って掲載。数が少なくても、具体的な内容があれば説得力が出ます

4.2 SEOを意識したコンテンツ作り

SEO(検索エンジン最適化)では、お客様が検索する言葉をページに自然に含めることが基本です。
キーワードを詰め込むのではなく、検索した人の疑問に答える内容にすることが大切です。

ページごとにタイトルタグとメタディスクリプションを設定し、見出しで内容を整理しましょう。

公開後の検索状況の確認には、Googleの無料ツールSearch Consoleが役立ちます。

5. サイトの構築

5.1 HTMLとCSSの基本

HTMLはページの骨組み、CSSは見た目を整える言語です。

自分で細かな修正をしたい方は、見出しタグの使い方や色・余白の指定など、基本だけでも知っておくと便利です。

⇒ 「ホームページ制作を勉強するベストな方法」という記事もご覧ください

5.2 CMS(コンテンツ管理システム)の活用

初心者の方には、WordPressのようなCMSをおすすめします。
テーマやプラグインが豊富で、公開後に文章や写真を自分で更新しやすいのが利点です。

ただし、プラグインを入れすぎると表示速度やセキュリティに影響します。必要最小限にとどめ、WordPress本体・テーマ・プラグインは定期的に更新しましょう。

⇒ 無料で使いやすいWordPressテーマを、こちらの記事で紹介しています。

5.3 公開前に確認したいチェックリスト

  • スマートフォン・タブレット・PCの3つで表示を確認した
  • リンク切れ、誤字脱字がない
  • お問い合わせフォームからテスト送信し、メールが届いた
  • 電話番号・住所・料金など、情報が最新で正しい
  • ページタイトルとメタディスクリプションをすべてのページに設定した
  • https(SSL)で表示される
  • Search ConsoleとGoogleアナリティクスの設定をした

6. サイトの公開とメンテナンス

6.1 サイトの公開

公開するには、ドメインとホスティングを紐付けて、データをアップロードします。

公開直後は、全ページが正しく表示されるか、フォームが動くかをもう一度確認してください。

公開後に気付く不具合は意外と多いものです。

6.2 メンテナンスと更新

ホームページは公開して終わりではありません。情報の更新、セキュリティ対策、バックアップを継続して行うことで、サイトの信頼性が保たれます。

更新が止まったサイトは、お客様に「今も営業しているのかな」という不安を与えてしまいます。

⇒ホームページの管理費って何するの?詳しくはこちらの記事もご覧ください。

自分で作る?依頼する? 迷ったときの判断ポイント

ここまでの流れを見て、「自分でやるのは大変そう」と感じた方もいるかもしれません。

判断の目安は次のとおりです。

  • 自分で作るのが向いている:趣味や個人の発信が中心で、時間をかけて学ぶのが楽しい
  • 依頼するのが向いている:事業の集客や信頼獲得が目的で、本業に時間を使いたい
  • 部分的に依頼する:設計とデザインだけプロに頼み、日々の更新は自分で行う

費用の目安はホームページを自作する場合の費用の目安、依頼する場合のプランは料金ページにまとめています。
依頼先との打ち合わせで確認したい項目はホームページ制作の打ち合わせで確認すべき10の項目をご覧ください。

まとめ

ホームページ制作の基本ステップをおさらいします。

  • 目的とターゲット、お客様の体験の流れを決める
  • ドメインとホスティングを選ぶ
  • デザインとレイアウトを計画する
  • コンテンツ(文章・写真)を早めに準備する
  • サイトを構築し、公開前にチェックする
  • 公開後も更新とメンテナンスを続ける

特に大切なのは、最初の「目的とターゲット」と、時間がかかる「コンテンツの準備」です。
この2つを押さえておけば、初心者の方でも大きく失敗せずに進められます。

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ホームページ制作の進め方や費用について相談したい方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。

現状をうかがったうえで、自作と依頼のどちらが合っているかも含めてお答えします。

貴社が選ばれる理由を、一緒につくらせてください。
貴社のサービスを通じて、お客様にどんな体験をしてもらいたいか
「理想の顧客体験シーン」を描き、様々なデザインを展開していきます。
まずはお気軽にご相談ください。

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PROFILE

本間智久
MAMEプロダクションという屋号で、フリーランスのウェブデザイナーとしてお仕事しています。
 
広告や販促物のグラフィックデザイナーを務めた後、求人サイト運営会社にてウェブデザイナーとして勤務。
サイトの運営、リニューアル、特集コンテンツのディレクションや作成、SEO内部施策などの業務を担当。
2012年に独立。
 
趣味は、テレビゲームと酒場巡り。