こんにちは。墨田区在住のフリーランスウェブデザイナー、本間智久です。
ウェブ制作の仕事を20年以上続けていますが、「ホームページを作りたいけれど、何から手を付ければいいか分からない」というご相談は今でも一番多い内容です。
この記事では、ホームページ制作の流れを6つのステップに分け、各ステップで「何を決めるか」「どこでつまずきやすいか」を実務の視点でまとめました。
自分で作る方も、制作会社やフリーランスに依頼する方も、全体像をつかむためのガイドとしてお使いください。
ステップに入る前に、全体の流れと期間の目安を表にしておきます。
小規模なコーポレートサイト(5〜10ページ程度)を想定した、私の経験上の目安です。
合計でおよそ1.5〜3か月。
遅れる原因の大半は、制作作業ではなく、原稿や写真の手配が思うように進まないことが多いですす。早めに④へ着手するのが、スムーズに進めるコツです。
最初に、ホームページで何を達成したいのかを一言で言える状態にします。
目的が曖昧なままだと、デザインも内容も「なんとなく」になり、公開後に成果が見えません。
たとえば「問い合わせを月3件増やす」「求人応募を受け付ける」「実店舗の来店前に不安を解消する」など、目的が違えば必要なページも変わります。
数字で表せる目標を1つ決めておくと、後から効果を振り返りやすくなります。
次に、誰に向けたサイトかを決めます。
「年齢・性別」だけでなく、どんな状況で、何に困って、どのようにサイトにたどり着くのかまで想像するのがポイントです。
具体的なペルソナ(典型的な利用者像)を1人分書き出すと、迷ったときの判断基準になります。
⇒「目的とターゲットの設定」について、もっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
ターゲットが決まったら、その人が「サイトを知る → 比べる → 不安を解消する → 連絡する」までを順番に書き出してみましょう。
ホームページは情報を並べる場所ではなく、お客様の体験の一部です。
たとえば初めて依頼先を探している方なら、「料金の目安が分かるか」「実績が見られるか」「連絡のハードルが低いか」といった場面ごとの気持ちを想像します。
この視点は、サービス全体の体験を設計する「顧客体験デザイン」の考え方につながります。
※理想の体験シーンから逆算して考える方法は、「点の対応」では顧客の心は掴めない ― すべては理想の顧客体験シーンから始まるで詳しく書いています。
ドメイン名はインターネット上の住所です。会社名やサービス名に近く、短くて覚えやすいものを選びましょう。
ドメインは一度公開すると変更が大変です(変更するとSEOの評価も引き継ぎ作業が必要になります)。
最初に時間をかけて決める価値があります。
ホスティングは、ホームページのデータを置いて公開するためのサーバーです。
初心者の方は、サポートが充実していて管理画面が分かりやすいサービスを選ぶと安心です。
選ぶときは、月額費用だけでなく「WordPressの簡単インストール機能があるか」「バックアップ機能があるか」「SSL(https化)が無料か」「表示速度は十分か」を確認してください。
私のおすすめはエックスサーバーです。
月額費用がリーズナブルで機能面も問題なく、管理画面も使いやすいため初心者にも安心です。
デザインは「かっこよさ」より、見やすく使いやすいことが優先です。
訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるかどうか、ユーザーエクスペリエンス(UX)の視点で考えましょう。
いきなりデザインを作り込まず、まずは紙やワイヤーフレーム(簡単な設計図)で、ヘッダー・メインコンテンツ・フッターの配置と、ページ構成(サイトマップ)を決めます。
小規模サイトの基本構成は、トップ、サービス(商品)紹介、料金、実績・お客様の声、会社(自己)紹介、お問い合わせの6ページ前後がひとつの目安です。
レスポンシブデザイン(スマートフォンやタブレットにも対応するデザイン)は今や必須です。
⇒ 「ホームページ制作におけるデザインの重要性」という記事もご覧ください
ホームページの中身は、テキスト、画像、動画などです。
制作が遅れる最大の理由がここで、実際の案件でも原稿や写真の準備に一番時間がかかります。
SEO(検索エンジン最適化)では、お客様が検索する言葉をページに自然に含めることが基本です。
キーワードを詰め込むのではなく、検索した人の疑問に答える内容にすることが大切です。
ページごとにタイトルタグとメタディスクリプションを設定し、見出しで内容を整理しましょう。
公開後の検索状況の確認には、Googleの無料ツールSearch Consoleが役立ちます。
HTMLはページの骨組み、CSSは見た目を整える言語です。
自分で細かな修正をしたい方は、見出しタグの使い方や色・余白の指定など、基本だけでも知っておくと便利です。
⇒ 「ホームページ制作を勉強するベストな方法」という記事もご覧ください
初心者の方には、WordPressのようなCMSをおすすめします。
テーマやプラグインが豊富で、公開後に文章や写真を自分で更新しやすいのが利点です。
ただし、プラグインを入れすぎると表示速度やセキュリティに影響します。必要最小限にとどめ、WordPress本体・テーマ・プラグインは定期的に更新しましょう。
⇒ 無料で使いやすいWordPressテーマを、こちらの記事で紹介しています。
公開するには、ドメインとホスティングを紐付けて、データをアップロードします。
公開直後は、全ページが正しく表示されるか、フォームが動くかをもう一度確認してください。
公開後に気付く不具合は意外と多いものです。
ホームページは公開して終わりではありません。情報の更新、セキュリティ対策、バックアップを継続して行うことで、サイトの信頼性が保たれます。
更新が止まったサイトは、お客様に「今も営業しているのかな」という不安を与えてしまいます。
⇒ホームページの管理費って何するの?詳しくはこちらの記事もご覧ください。
ここまでの流れを見て、「自分でやるのは大変そう」と感じた方もいるかもしれません。
判断の目安は次のとおりです。
費用の目安はホームページを自作する場合の費用の目安、依頼する場合のプランは料金ページにまとめています。
依頼先との打ち合わせで確認したい項目はホームページ制作の打ち合わせで確認すべき10の項目をご覧ください。
ホームページ制作の基本ステップをおさらいします。
特に大切なのは、最初の「目的とターゲット」と、時間がかかる「コンテンツの準備」です。
この2つを押さえておけば、初心者の方でも大きく失敗せずに進められます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ホームページ制作の進め方や費用について相談したい方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。
現状をうかがったうえで、自作と依頼のどちらが合っているかも含めてお答えします。
貴社が選ばれる理由を、一緒につくらせてください。
貴社のサービスを通じて、お客様にどんな体験をしてもらいたいか
「理想の顧客体験シーン」を描き、様々なデザインを展開していきます。
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