「せっかくお金と時間をかけたのに、できあがったホームページに満足できない…。」
中小企業や個人事業主のサイト制作で、よく耳にする悩みです。
原因は制作会社やデザイナーのスキル不足だけでなく、発注側の準備や意思決定の進め方にもあることが多い。フリーランスとしていろいろな案件に関わってきた中で、「あ、これ失敗パターンだな…」と感じた場面を4つ紹介します。あわせて、どうすれば回避できるのかもまとめました。
これからホームページ制作やリニューアルを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
「とりあえずカッコよく」「今の流行に合わせたい」といった理由だけで進めてしまうと、誰にも響かない“平均点のサイト”になりがちです。
これらがあいまいだと、デザインも構成もブレてしまいます。
明確なターゲット像がないまま、どんなデザインにしたいかという話題を進めてしまう。
競合他社のホームページを見せながら、「こんな感じで」と曖昧なまま制作が進んでしまう。
最初にワンページの戦略メモを作る。
誰に向けたホームページなのか、なぜ貴社の商品が選ばれるのか、そしてホームページ上でのゴールは何か。
ポイントは、完璧な戦略資料ではなく「サイト制作の判断基準」になるメモにすること。
これがあると、デザインの方向性や文章のトーン、ページ構成で迷わなくなります。
リニューアルの現場でありがちなのが、社長の考えがスタッフにちゃんと伝わっていないまま進んでしまうケースです。
「今回のリニューアルは何のため?」
「新しいサイトでどんな成果を目指す?」
このあたりが共有されていないと、現場は方向性が分からず、更新や運用が行き当たりばったりになります。
ところが現実には、目的を示さないまま社長が細かな文章だけ自分で書いてみたり、逆に「運用はスタッフに任せるから」と丸投げしてしまうことも少なくありません。
これでは当然、うまくいきません。
トップがゴールを示さずに細部をコントロールしようとすると、スタッフは「どの方向に向かって記事を書けばいいのか」「何を優先すべきか」が分からず、結局サイトが止まってしまうのです。
自社の強みと弱みを言語化できていないと、他社と差別化ができずに価格競争に巻き込まれてしまいます。
社内の人にとっては当たり前すぎて気にも留めないことが、お客さんからは素晴らしいことに見えることが多々あります。
とある宿泊施設のサイトリニューアルでは、料理と温泉を強みに据えたいと要望されました。
しかし、有名温泉街でしたので、どこの宿泊施設も温泉を強みとしており、ユニークなアピールポイントにはなりませんでした。
「青は嫌いだから使わない」「丸文字は苦手だからやめて」…こうした好みだけの判断でデザインを進めると、ユーザーの体験や成果が置き去りになります。
デザインの好みを優先した結果、既存顧客から評価されていたポイントを外してしまうデザインが採用されてしまいました。
「見た目はスッキリしたけれど、他社との違いが伝わらなくなった」「会社らしさが消えてしまった」といった声もあり、成果につながりにくいサイトになってしまいました。
ホームページ制作の失敗は、制作段階よりも準備や意思決定の段階で生まれることが多いです。
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失敗しないために、実際の事例を参考にしてください
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