Canvaは手軽にロゴを作れる反面、商用利用や著作権まわりだけは誤解がとても多い分野です。
SNSやブログでも情報が混在していますが、実際には Canva公式がはっきり禁止しているケース があります。
この記事では、Canvaの一次情報を参照しながら、
ロゴを安全にビジネスへ使うためのガイド をまとめました。
最初に結論をはっきりさせると、Canvaで作ったロゴは 条件を守れば商用利用できます。
ただし、何でも自由に使えるわけではなく、特にテンプレートと素材(イラスト・アイコン)の扱いは注意が必要です。
Canvaがこれを禁止している理由は「素材に独占権がないため」。
つまり、別の人も同じ素材で同じロゴを作れてしまう からです。
「え、テンプレ少し変えたらOKじゃないの?」
と思う人が多いのですが、後で詳しく説明します
参考:
なぜここまで細かいルールがあるのかというと、Canvaの素材は誰でも使える共有素材だからです。
つまり、あなたが使ったものを他の人も同じように使えます。
ロゴは「その会社だけの顔」であるべきものなので、共有素材をそのまま使ってしまうと、
という問題が発生します。
特にCanva公式は「テンプレートを基にしたデザインの商標取得は認めません」とはっきり書いています。
ここが一番つまずきやすいところなので、あえて分かりやすく書きます。
Canvaのテンプレは、そのままロゴに使うことはNG とされています。
色や文字を変えたくらいでは「別物」とはみなされません。
Canva内のアイコンは、誰でも使える「共有素材」です。
ですので、Canva内のアイコンをロゴの核に使ってしまうと、オリジナル性が確保できません。
Pro素材は商用利用可能ですが、独占はできません。
そのため、ロゴとしての使用・商標登録 はできません。
テンプレは使わない。
会社名やブランド名を軸にしたロゴがもっとも安全です。
丸や四角などの図形は誰の著作物でもないため、安全。
素材そのものを形の中心にしない。
自分で描いたイラストは完全にあなたの著作物。
Canva素材入りのロゴは 商標登録できません。
登録できるのは:
最後に、公開前にここだけ確認してください。
これをクリアしていれば、ビジネス用途でも安心して使えます。
Canvaで作ったロゴは、うまく使えばお店や活動の顔として十分活用できます。
ただし、テンプレートや素材に大きく頼ると、ほかの人と似てしまったり、商標登録ができなかったりと、後々困る場面が出てきます。
安心して使いたい場合は、テンプレをそのまま使わず、文字・図形・自作イラストを中心に“自分のロゴ”として仕上げることがポイントです。
Canvaは手軽な分、工夫次第で魅力的なロゴも作れます。
まずはできる範囲で作ってみて、長く使うロゴになりそうなら、少しずつオリジナル性を高めたり、必要に応じてプロに相談するのも良い選択です。
※「Canvaでロゴを作る完全ガイド(親記事)」もご覧ください
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