ウェブサイトの成果とは?中小企業サイトを成功させるCTAの基本

ホームページ制作

中小企業のホームページは「作っただけ」で止まってしまうケースが多いです。
見た目が整っていても、問い合わせや予約につながらなければ意味がありません。
成果を出すカギになるのが CTA(Call To Action=行動喚起) です。

CTAとは「サイトの目的に直結する行動」 を具体的に示したもので、ウェブサイトにおいてはボタンやリンクにあたります。

なぜCTAが必要なのか?

ホームページを訪れる人は、情報を読んだあとの「次のアクション」が分からないと、そのまま離脱してしまいます。
特に中小企業は、大手のように知名度やブランド力だけで問い合わせが来ることは少ないもの。

だからこそ、「次のアクション」を明確に示すこと(=CTA)が成果につながります。
CTAが弱いサイトは“会社案内の名刺”にとどまり、CTAが強いサイトは成果を出す”営業マン”となります。

CTAは「ひとつの明確な行動」に絞る

CTAとなる行動は1つに絞るのが基本です。
「問い合わせ」「資料請求」「予約」などたくさん並べてしまうと、ユーザーは迷って結局何もしません。

例えば、CTAにつながる要素を「問い合わせフォーム」と「電話番号」の2つに限定する、といったシンプルさが成果につながります。

ユーザーの流れに合わせてCTAを配置する

CTAはページ内の流れに沿って置きましょう。

  • ファーストビューにメインのCTA(例:無料相談)
  • 各セクションの末尾に補助的なCTA
  • 記事ページの最後に関連するCTA

ユーザーが「行動したい」と思う瞬間に、次の導線が見えることが大切です。

言葉の選び方で心理的ハードルを下げる

「お問い合わせはこちら」よりも「無料で相談する」の方が気軽に押せます。
「資料請求」より「3分で読める事例集をダウンロード」の方が具体的です。

CTAの言葉は、行動のハードルを下げる工夫が成果に直結します。

ボタンデザインと目立たせ方

CTAボタンはしっかり目立たせましょう。

  • コントラストの強い色
  • スマホでも押しやすい大きさ
  • サイト全体で統一されたアクションカラー

デザイン次第でクリック率は大きく変わります。

業種ごとのCTA事例集

業種によって成果につながる行動は違います。代表的な例を紹介します。

・宿泊業(ホテル・旅館)

→「空室確認・予約する」「宿泊プランを見る」

士業(税理士・行政書士など)

→「初回無料相談を予約」「業務内容をダウンロード」「お客様の声を見る」

・小売・ECサイト

→「商品を購入する」「LINE登録で割引クーポン」「最新カタログをダウンロード」

・教育・スクール系

→「無料体験を予約」「資料をダウンロード」

建設業・リフォーム業

→「無料見積もり依頼」「施工事例を見る」「リフォーム相談を予約」

・クリニック、マッサージ

→「診療予約をする」「医師紹介ページへ」

まとめ

CTAは、ホームページを“作っただけ”で終わらせるか、“成果を出す営業マン”にできるかを左右します。
行動をひとつに絞り、流れに沿って配置し、言葉やデザインで押しやすくする。
そして業種に合わせたCTAを設定する。

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PROFILE

本間智久
MAMEプロダクションという屋号で、フリーランスのウェブデザイナーとしてお仕事しています。
 
広告や販促物のグラフィックデザイナーを務めた後、求人サイト運営会社にてウェブデザイナーとして勤務。
サイトの運営、リニューアル、特集コンテンツのディレクションや作成、SEO内部施策などの業務を担当。
2012年に独立。
 
趣味は、テレビゲームと酒場巡り。