「これ、AIで作ったサイトだな」
そう分かってしまうことが、まだよくあります。
整いすぎている、配色や余白のバランスがどこか無難。
20年デザインを見てきた身からすると、AIが作ったものには独特のクセがまだ残っています。
ただし、これは2026年8月時点の話です。AIの進化のスピードを考えると、この差はいずれ縮まっていくと考えておいた方が自然でしょう。
数年前と比べても、AIが生成するデザインの質は確実に上がっています。
ロゴも、写真加工も、レイアウトも、AIを使うことで、誰でも短時間で手に入るようになりました。
この流れは今後も止まりません。
AIにはまだ無理という前提に立ち続けるのは危険です。
見た目の完成度そのものは、遅かれ早かれ人間の手による仕事に近づいていくと考えておくべきです。
では、AIのデザインが人間と見分けがつかないレベルになったら、それで経営の課題は解決するでしょうか。
答えは「いいえ」です。
見た目が整っているサイトは、これから「あって当然」の前提になっていきます。
きれいなだけのサイトは、他社の同じようにきれいなサイトの中に埋もれてしまうだけです。
デザインの美しさは、差別化の武器ではなく、最低限のスタートラインになっていくのです。
きれいなデザインを作る前に、決めなければならないことがあります。
それは、そのホームページやお店を通じて、お客様にどんな体験をしてほしいか、という部分です。
お客様に何を感じてもらいたいかが定まっていなければ、誰の記憶にも残りません。
お客様にどんな体験を提供すべきなのかを考えずに見た目だけ整えたサイトは、「誰にでも当てはまりそうで、結局誰の心にも刺さらない」ものになってしまいます。
お客様にどんな体験をしてほしいかは、その会社が積み重ねてきた歴史や、経営者・スタッフの人となりからしか生まれません。
実際に経営者やスタッフと打ち合わせを重ねていくと、何気なくポロッと出た言葉から、その会社ならではの「こだわり」や「長所」が見つかることがあります。
現場では当たり前に実践されていて、わざわざ伝えるほどのこと、言葉にするほどのことでもないと思われている――そんな「当たり前」の中にこそ、お客様に届けたい体験の核が眠っています。
それはAIが自動で拾い上げられるものではありません。
そこで見つかった「当たり前」を種にして、お客様にどんな体験を届けたいかを描き、そこから逆算してデザインや発信を決めていく――これが「顧客体験デザイン(CXデザイン)」です。
見た目を整えるより先に、お客様にどんな体験をしてほしいかを固めておくのです。
AIのデザインがどれだけ上達しても、お客様にどんな体験をしてほしいかが定まっていなければ、その美しさは十分に活きません。
今日、まずは自社のホームページやお店を、お客様の立場で眺めてみてください。
「ここに来たお客様に、何を感じてもらいたいか」を言葉にしてみてください。
すぐに答えが出てこないなら、そこが最初に手をつけるべき、顧客体験デザインの出発点です。
もし一人で整理するのが難しいと感じたら、いつでもお気軽にご相談ください。
貴社が選ばれる理由を、一緒につくらせてください。
貴社のサービスを通じて、お客様にどんな体験をしてもらいたいか
「理想の顧客体験シーン」を描き、様々なデザインを展開していきます。
まずはお気軽にご相談ください。