ホームページやLPを作るとき、「目的を明確にしましょう」とよく言われます。
でも、そもそも“目的”ってどうやって決めればいいの?
そう悩む方は多いと思います。
この記事では、後者の「ウェブサイト上の目的」を
実際に作る手順(=定義 → 絞り込み → 可視化)にフォーカスして解説します。
ホームページ制作を始めるとき、「まずデザインを決めよう」「文章をどうしよう」と考えてしまいがちですが、実はその前に最も大切なのが目的を決めることです。
目的がないままサイトを作ると、方向性があいまいになり、見た目は整っていても「誰のためのサイトなのか」「何を達成するサイトなのか」が分からなくなってしまいます。
制作する側で困ることといえば:
つまり、目的はサイト制作の「設計図」そのもの。
目的が明確であれば、判断に迷う場面でも「この目的に沿っているか」で決められるようになります。
ここで重要なのが、同じ企業のホームページでも、ページによって目的が違うという点です。
公式サイトは「会社の信頼を積み上げる」ことが目的で、LPは「契約してもらう」ためのページです。
つまり、同じビジネスでも、目的を誤ると伝えたいことがズレてしまう。
その結果、ユーザーが離脱し、成果が出にくくなるのです。
まずは感覚でいいので、「このサイトからどんな成果が出たらうれしいか」を言葉にしてみましょう。
例:
ここでは数字が多少曖昧でも構いません。
重要なのは、結果のイメージを可視化することです。
次に、成果を生むためにユーザーが起こす具体的なアクションを書き出します。
| 成果 | ユーザーの行動(CV) |
|---|---|
| 問い合わせが増える | フォーム送信・電話クリック |
| 商品が売れる | カート投入・購入完了 |
| 認知を広げる | SNSフォロー・メルマガ登録 |
これがウェブサイト上の目的になります。
「フォーム送信」や「購入」は単なる結果ではなく、目的に直結する行動なんです。
最後に、その行動を起こしてもらうための導線を整理します。
| 目的 | 導線例 |
|---|---|
| 問い合わせ | サービスページ→CTAボタン→フォーム |
| 資料請求 | トップ→事例ページ→資料請求リンク |
| 購入 | LP→商品比較→購入ボタン |
導線を考えるときは、「訪問→理解→行動」の流れを意識する。
迷わずゴールへ誘導できるページ構成が目的設計です。
目的が明確になれば、全員が同じ方向を向けます。
これこそが、成果につながるデザイン・構成の根幹です。
ウェブサイトの目的は、自然に決まるものではありません。
意識して「定義」し、「書き出し」、「可視化」することで初めて形になります。
Step1:理想の結果を言語化する
Step2:ユーザーの行動を定義する
Step3:導線を設計する
この3ステップを踏むだけで、あなたのサイトはなんとなく作ったから、目的を持って成果を出すへ変わります。
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