この記事でわかること
ホテル・旅館の経営者から、よくそんな声を聞きます。
楽天トラベル、じゃらん —— ポイントが溜まるし、知名度もある。
お客様がOTAで予約するのは自然なことです。
だからこそ、やめたくてもやめられない。
なんとかしたい。でも、何から手をつければいいかわからない。
そう感じている方に、まず知っておいてほしいことがあります。
OTAに毎年いくら支払っているか、正確に把握していますか?
「なんとなく高い」で済ませてきた手数料を数字にすると、多くの経営者が驚きます。
OTAによって異なりますが、一般的な手数料率はこのくらいです。
仮に手数料率を10%として計算してみましょう。
たとえば、このような宿があったとします。
この場合の計算はこうなります。
年間OTA経由の売上
20室 × 365日 × 60%(稼働率)× 60%(OTA割合)× 30,000円 = 約7,884万円
年間OTA手数料(10%)
7,884万円 × 10% = 約788万円
年間788万円。月換算すると約65万円。
この金額が毎年OTAに流れています。
OTAをやめる必要はありません。
ただ、OTA経由の予約の数パーセントが公式サイト経由に変わるだけで、手数料分の利益がそのまま手元に残ります。
先ほどの例で、OTA経由予約の10%が公式予約にシフトした場合を計算してみます。
年間の利益改善額
788万円 × 10% = 約79万円
年間79万円の利益改善。月換算で約6.5万円です。
さらに、この改善が続けば累積で大きな差になります。
多くの宿で公式予約が増えない理由は、大きく3つあります。
OTAは使いやすく、写真も充実しています。
公式サイトが「あるだけ」の状態では、わざわざ直接予約する理由がありません。
OTAと同じ条件・同じ価格なら、ポイントが貯まるOTAで予約する方がお客様にとって合理的です。
公式サイトならではの特典がないと、差別化できません。
Googleで「〇〇温泉 旅館」と検索したとき、OTAの検索結果が上位を占めていることが多いです。
公式サイトがGoogleマップや検索結果に最適化されていないと、そもそも見つけてもらえません。
客室数・客単価・稼働率・OTA依存度を入力するだけで、年間手数料と利益改善額がわかる計算ツールを用意しています。
ぜひ一度、あなたの宿の数字を当てはめてみてください。
OTA手数料は、宿の規模によっては年間数百万円になることもあります。
OTAをやめるのではなく、公式サイト経由の予約を少しずつ増やす。
その積み重ねが、宿の収益体質を変えていきます。
あなたの宿では、年間いくらの手数料が流れているでしょうか。まずは数字を把握することが、最初の一歩です。
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