OTA手数料、年間いくら払っているか把握していますか?

ホテル・旅館

この記事でわかること

  • OTA手数料の仕組みと相場
  • 年間手数料の計算方法
  • 公式予約を少し増やすだけで利益がどう変わるか

「自社予約を増やしたいけど、OTAにはかなわない」

ホテル・旅館の経営者から、よくそんな声を聞きます。

楽天トラベル、じゃらん —— ポイントが溜まるし、知名度もある。
お客様がOTAで予約するのは自然なことです。
だからこそ、やめたくてもやめられない。

なんとかしたい。でも、何から手をつければいいかわからない。

そう感じている方に、まず知っておいてほしいことがあります。
OTAに毎年いくら支払っているか、正確に把握していますか?

「なんとなく高い」で済ませてきた手数料を数字にすると、多くの経営者が驚きます。

OTA手数料の相場はどのくらい?

OTAによって異なりますが、一般的な手数料率はこのくらいです。

  • 楽天トラベル:10〜15%程度
  • じゃらん:10〜15%程度

仮に手数料率を10%として計算してみましょう。

年間手数料を計算してみる

たとえば、このような宿があったとします。

  • 客室数:20室
  • 1室あたりの平均客単価:30,000円
  • 年間稼働率:60%
  • OTA経由の予約割合:60%

この場合の計算はこうなります。

年間OTA経由の売上
20室 × 365日 × 60%(稼働率)× 60%(OTA割合)× 30,000円 = 約7,884万円

年間OTA手数料(10%)
7,884万円 × 10% = 約788万円

年間788万円。月換算すると約65万円
この金額が毎年OTAに流れています。

公式サイト経由の予約が少し増えるだけで変わる

OTAをやめる必要はありません。

ただ、OTA経由の予約の数パーセントが公式サイト経由に変わるだけで、手数料分の利益がそのまま手元に残ります。

先ほどの例で、OTA経由予約の10%が公式予約にシフトした場合を計算してみます。

年間の利益改善額
788万円 × 10% = 約79万円

年間79万円の利益改善。月換算で約6.5万円です。
さらに、この改善が続けば累積で大きな差になります。

なぜ公式予約は増えないのか?

多くの宿で公式予約が増えない理由は、大きく3つあります。

① 公式サイトがOTAに勝てていない

OTAは使いやすく、写真も充実しています。
公式サイトが「あるだけ」の状態では、わざわざ直接予約する理由がありません。

② 公式限定の特典がない

OTAと同じ条件・同じ価格なら、ポイントが貯まるOTAで予約する方がお客様にとって合理的です。
公式サイトならではの特典がないと、差別化できません。

③ 検索で見つけてもらえていない

Googleで「〇〇温泉 旅館」と検索したとき、OTAの検索結果が上位を占めていることが多いです。
公式サイトがGoogleマップや検索結果に最適化されていないと、そもそも見つけてもらえません。

あなたの宿の手数料を計算してみる

客室数・客単価・稼働率・OTA依存度を入力するだけで、年間手数料と利益改善額がわかる計算ツールを用意しています。

ぜひ一度、あなたの宿の数字を当てはめてみてください。

まとめ

OTA手数料は、宿の規模によっては年間数百万円になることもあります。

OTAをやめるのではなく、公式サイト経由の予約を少しずつ増やす
その積み重ねが、宿の収益体質を変えていきます。

あなたの宿では、年間いくらの手数料が流れているでしょうか。まずは数字を把握することが、最初の一歩です。

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PROFILE

本間智久
MAMEプロダクションという屋号で、フリーランスのウェブデザイナーとしてお仕事しています。
 
広告や販促物のグラフィックデザイナーを務めた後、求人サイト運営会社にてウェブデザイナーとして勤務。
サイトの運営、リニューアル、特集コンテンツのディレクションや作成、SEO内部施策などの業務を担当。
2012年に独立。
 
趣味は、テレビゲームと酒場巡り。